私は恐らく38歳だ。
今は宮城県の山奥に暮らしている。
11年前まで、一流企業と言われる会社のコンテンツビジネス部門の若き営業課長だった。
結婚を約束した恋人もおり、年収も1000万以上だった。
そう、目覚めの時が訪れるまでは。
あれは同僚と飲みに行ったあと、ノリで仙台の風俗に行こうとなった日だった。
その時期、私は仕事がうまくいっておらず、恋人とのセックスもマンネリ化していた時期で、風俗遊びに行く流れにテンションが上がっていた。
訪れたのは仙台のとあるイメクラだった。
写真を見て一番魅力的に感じた女の子を写真指名した。
最近の風俗店は近隣のホテルに移動してプレイをするらしく、先にホテルにチェックインして女の子を待っていた。
やがてインターホンが鳴った。
その女の子との出会い、それが私の人生のターニングポイントだった。
風俗にあまり慣れてない私は、女の子に促されて服を脱ぎ、一緒にシャワーを浴びた
風俗っていいものだなと改めて思った。
プレイの中で、私の中に、生まれて初めて生まれる感情が湧き出てくるのを感じた。
戸惑いながらも、爆発しそうな興奮や高揚が止まらない。
普段ではありえないが、一日に三回も射精した。
プレイ後のピロートークで、どうやら彼女は女子大生だという事だった。
やがてタイマーが鳴り、別れの時間が訪れた。
しかしどうした事か、私の目から大粒の涙が溢れて止まらない。
彼女ともう会えない。
そう思うと心臓が握りつぶされる様に苦しかった。
そう、私は初めて他人を愛していた。
彼女を守りたい。
ずっと傍にいて、見つめ合って、抱き合っていたい。
他の男に奪われたくない。
容姿・雰囲気・声・服装・性格・彼女の全てが愛おしいのだ。
その時私は信じられない行動に出てしまったのだ。
第2章に続く...